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2007年、中国を中心とした新興国の好景気は世界経済のエンジンとなり、輸出入は大活況。当然のように海運業も絶好調で、運賃市況はかつてない急騰を見せる。海運セクターはこの好環境と好業績を反映するように上昇。中でも乾汽船は株価の動きやすさもあって、海運セクターでの短期資金の集まり所になった。
2007年チャート


【市場の中心へ】
株価は年初の500円から一本調子で上昇。仕手系と思える動きをする時もあったが、海運各社の相次ぐ好業績や大幅な上方修正を受けて安定して上昇。株価は全体相場が傾いても上昇を続け、3360円の高値を付けた。「好業績の銘柄をホールドすればいい」という投資の基本スタイルを認識させてくれる銘柄となった。

【サブプライムとともに】
高値を付けた後はサブプライム問題を受けた全体相場とともに下落。上昇の理由だった新興国市場の株価下落もあり、下げ足は早かった。

【関連銘柄】
第一中央汽船、明治海運

2007年は金融危機最初の年だが、企業業績は好調だった。
中でも海運は好調で、きれいな上昇を見せてくれた。
木村化工とは違って安定していたし、いい銘柄だったなぁ…

もの凄い強い動きですね…
でも木村化工とは違って安定した動きを見せたのはなぜでしょう?

長い資金というか「本当の買い」」がいるかの違いだろうな。
木村化工は完全に仕手株だった。
ただ高値を付けに行く時は仕手系の資金が入った感があった。

こんな銘柄を年初に買って、放置するだけで投資資金は6倍…
神経を削ってデイトレするのがバカバカしいですね。

それが投資の基本だからな。
こういう銘柄を「上げすぎ」と空売りした人がどんどんやられたのは
ある意味いい話かもな。

でもこんな銘柄でも下げる時は早いですね。
「本当の買い」と言えども逃げるのは早いと…

まぁこの時は「終わりの始まり」直前だったからな。
何にせよトレンドを掴むことが重要だと良くわかる動きだった。