電気自動車
2008年前半、世界経済がサブプライム問題を抱える中、新興国経済の好調を背景に原材料価格、中でも原油価格は高騰を続けていた。ただそれにより食糧問題や経済成長による環境問題が深刻化。これを受けて7月のG8・北海道洞爺湖サミットでは環境・食糧問題が中心議題となった。そこで環境関連として注目を浴びたのが電池関連だった。
2008年チャート


【テーマ物色】
ガソリン価格高騰により自動車はガソリン車からハイブリッド車へ、そして電気自動車へ移行する流れが加速すると予想された。環境面を考えても電気自動車の必要性が叫ばれ、三菱自動車や日産自動車は投入を急いだ。それを受けて株式市場ではハイブリッドと電気自動車両方にとって重要なリチウムイオン電池関連に資金が向かう。中でもGSユアサと並んで資金が入ったのが古河電池だった。

【放電】
「リチウムイオン電池が業績に寄与するのは数年先」と各社は言うが、株式市場がその将来性を買って株価は急騰。古河電池は年初の安値184円から一本調子で上昇し1690円まで上昇した。その後リーマンショックを受けて下落。しかしその将来性は高く評価され、以前の株価に戻るようなことにはならなかった。

【関連銘柄】
GSユアサ、FDK、ステラケミファ

テーマ物色って毎年何かしらあるが、2008年もいろいろあった。
食料関連とか環境関連として代替エネルギーとかあったが、
一番熱かったのは電池関連だった。

上がり方すごいですね…600円くらいから垂直に上がっています。
業績にはまだ影響がなかったらしいので、期待が凄かったんですね。

不透明な期待ではなく、ハイブリッド車みたいな目に見える将来性があったからな。
株価が将来性を織り込みに行ったらこの急騰だ。

こういうテーマ物色を年初に予想して乗れたら最高ですね。
なかなか難しいのでしょうが…

テーマ物色は長続きしないものも多いからな。
ただ投資という意味では非常にやりがいのある買い方だ。
「来年は何が物色されるのか」と常に考えておかないとな