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2009年の株式市場は世界景気の回復によって上昇トレンドを描いた。依然としてリーマンショックの余波は残っていたが、市場は徐々にその影を払しょくしようとしていた。そんな前向きな相場環境を引き継ぎ、2010年の相場は幕を開ける。

※2010年 日経平均チャート



【出だし好調】
東証にて次世代高速取引システム「アローヘッド」が稼動開始。これにより取引が高速化。株価はトヨタリコール問題や信用危機の教訓として新たな金融規制などの悪材料もあったが、世界経済の回復を背景に上昇。11000円を回復した。

【ギリシャ危機】
しかし5月に入ると状況が一変。欧州にてギリシャが信用危機を引きずった本格的な危機に見舞われると、世界同時株安へ。5月6日にアメリカのNYダウで数分間で1000ドル近く瞬間的に下げた「フラッシュクラッシュ」が発生。ドル円は95円から87円に急伸。その後も円高基調が続き、株価は下値模索することとなる。



【為替介入】
9月に入るとドル円が83円を突破。日本の各界から怒りの声が続出する。すると9月15日、ついに日銀が6年ぶりの為替介入を実施。規模は過去最大の2兆円で、日経平均株価を400円急騰させた。

【首の皮一枚】
だが為替介入の効果は長くは続かず、ドル円は80円割れ目前に。15年前に付けた歴史的高値である79円75銭が意識される。しかしアメリカでQE2(追加金融緩和)が実施されると、市場ではリスクオンの動きが強まり円安に。株式市場も年末にかけて反騰開始。上昇トレンドで終えた。

なんだかんだと激しく動いた年だったが、
結局は年初と年末の株価はさほど変わらなかったんだよなぁ…
材料はたくさんあったけどな。

アローヘッドから始まり、トヨタのリコール問題、ギリシャ危機、
歴史的な円高、為替介入、QE2など…いろいろあったんですね。

他にもFXでレバレッジ規制開始、大証とジャスダックが統合して
ヘラクレス市場が無くなったりと、市場としての変化もあった。

そういえばヘラクレス市場なんてあったんですね。
どんな市場だったんですか?

今の新興市場と変わらなかったが、怪しい企業が多かったってことかな。まぁ新興市場がジャスダックマザーズ、そしてヘラクレスと三つある意味がなかったし、統合されたのは良かった。

2010年は円高が凄かったそうですね。為替介入まで行うって…
なんでこんなに円高になったんですか?

他国がじゃぶじゃぶ金を刷ったのが主な理由だ。
ただリスク回避に資金が動いていたという理由もあった。
それで安全資産とされた円や金に資金が流れた。

まだ信用危機の不安があったんですね…
ギリシャ危機
なんかが起こるくらいですし、当然のことですか。
株価だけ見ると上昇相場に皆さん沸いているのかと思いましたよ。

の価格なんかはサブプライム以降上げ続けだからな。
リスク回避へ資金が動いていた証拠だ。
まだそれだけ不安定な心理と相場だったって訳だ。
金価格の2007年~2012年チャート


何はともあれいい形で終えたのは良かったですね。
下落トレンドで年末を終えるのは嫌ですからね。