IPO(新規公開株)、それは当選確率が低いながらも、いいIPOを獲得できればノーリスクで大幅な利益を得ることが出来るものである。このユビキタスは2007年11月13日にジャスダックに上場。当時ジャスダック内でもさらに新興企業向けに新設された「ジャスダックNEO」上場の第一号として脚光を浴び、年に一つあるかなないかのS級IPOとして扱われた。
【終わった銘柄】
当時、公募価格10万円に対して初値は4倍の40万円を付けて上場。S級IPOの名に恥じない素晴らしい出だしとなった。しかしリーマンショックなどでその上昇は続かず、27800円まで売り込まれる。幾多のIPOが「終わった銘柄」となる現象。ユビキタスもそうなってしまったと思われた。しかし…
【終わった銘柄】
当時、公募価格10万円に対して初値は4倍の40万円を付けて上場。S級IPOの名に恥じない素晴らしい出だしとなった。しかしリーマンショックなどでその上昇は続かず、27800円まで売り込まれる。幾多のIPOが「終わった銘柄」となる現象。ユビキタスもそうなってしまったと思われた。しかし…
2010年チャート
【急加速】
市場が世界景気の好転に寄り反騰していた2010年。新興市場にも活況が戻ってきたが、「終わった銘柄」となっていたユビキタスに資金は入っていなかった。しかしデジタル機器を瞬時に立ち上げることが出来る「Ubiquitous QuickBoot(QB)」の開発で再び注目を集めると急騰。「終わった銘柄」から復活を遂げる。
【復活】
相場が新興市場に資金が入り始めていたこともあり、短期資金を集めて急伸。37600円の安値から高値394000と約10倍まで駆けあがるように上昇した。その後株価は再び下落トレンドに入るが、全体相場が年末にかけて上昇すると再び急伸。「終わった銘柄」からの完全脱却となった。
【関連銘柄】
ウェブマネー
市場が世界景気の好転に寄り反騰していた2010年。新興市場にも活況が戻ってきたが、「終わった銘柄」となっていたユビキタスに資金は入っていなかった。しかしデジタル機器を瞬時に立ち上げることが出来る「Ubiquitous QuickBoot(QB)」の開発で再び注目を集めると急騰。「終わった銘柄」から復活を遂げる。
【復活】
相場が新興市場に資金が入り始めていたこともあり、短期資金を集めて急伸。37600円の安値から高値394000と約10倍まで駆けあがるように上昇した。その後株価は再び下落トレンドに入るが、全体相場が年末にかけて上昇すると再び急伸。「終わった銘柄」からの完全脱却となった。
【関連銘柄】
ウェブマネー
IPOで一度「終わった銘柄」となるとなかなか復活は難しいが、 このユビキタスは見事に復活した。 ジャスダックNEO上場第一号のS級IPOは伊達じゃなかった訳だ。 |
デジタル機器を瞬時に立ち上げることが出来るってすごいですね… 株価の動きだけじゃなくて企業的にも魅力があった訳ですね。 ちなみにジャスダックNEOって市場はどうなったんですか? |
この急伸した2010年の10月12日に、ジャスダックとヘラクレスとの統合時に一緒に統合されて無くなった。赤字企業でも上場できる新しい試みだった市場だが、わずか7銘柄の上場に留まった。 |
あーそうだったんですか。 今はこの市場ないですもんね… |
ただその7銘柄はいずれも魅力的な企業ばかりだぞ。 上場第二号のウェブマネーはKDDIに買収されたりしたしな。 |
[ジャスダックNEO上場企業・上場順]
・ユビキタス
・ウェブマネー
・ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
・カルナバイオサイエンス
・テラ
・デ・ウエスタン・セラピテクス研究所
・セルシード
どれも「終わった銘柄」にはなっていない銘柄ばかりですね。 市場自体は無くなりましたが、NEOの銘柄は生きてる感じです。 |
ジャスダックNEOのNEOは「New Evaluation Opportunity」 (新しい評価の機会)という意味だったそうだ。 市場は無くなったが、今後もこんなIPOがることを望む。 |