やりたいほうだいだ
2011年の株式市場は3月11日の東日本大震災によって急落。東京電力はもちろんのこと、主力銘柄を中心に叩き売られる事態となる。一方で逃げた資金は逃げるだけではなくしっかりと移っていた。それが「復興関連」と呼ばれる銘柄であり、建設や不動産の一部には急騰するものが出る。そして同じく資金が入ったセクターが「再生エネルギー関連」であった。
2011年チャート


【原発不要論】
原発が国家的な危機を引き起こし、日本国内における原発の不要論が起こる。それを受けて新たな発電方法が注目され、風力や地熱、そして太陽光発電の関連銘柄に資金が向かった。フェローテックは太陽光発電の部品を手掛けていることで資金が流入。以前にも関連銘柄として急騰した経緯もあり、6月まで力強い上昇を見せる。
2011年チャート

日経平均の2011年チャート


【息切れ後の不穏な動き】
しかし6月の半ば、日経平均が上昇する中で上昇は終了。一方的に売られることとなるが、急騰後とはいえ謎の弱さにトレーダーからは「何かあるんじゃないか?」との声が出る。さらに大株主が保有数を減らしていることと、外資系証券が空売りを増やしていることが判明。「大幅な下方修正か増資か?」と噂が流れる。

【インサイダー】
日経平均と真逆の動きを続ける中、7月11日に73億円を発行済み株式総数に大して17%の増加となる増資を発表。発表前の一カ月の動き、そして事前の外資系証券と大株主の情報を掴んだ動きは陰険そのもので、まさにインサイダーそのものだった。株価は年前半の期待がとはなんだったのかという下値模索で今年の取引を終えた。

【関連銘柄】
日本風力開発

まぁ6月からはあからさまに何かあるって動きだった。
大株主は保有株を売るし、外資は大量に空売りするし…
こういう個人投資家を欺く動きは本当に頭にくる。

でも株価はテーマ物色で上げていましたし、増資のタイミングとしては良かったんじゃないですか?株主を財布にしたって感じではないですよ。

その点はいいんだよ。むしろ評価したいくらいだ。
問題はその情報を一部の大株主と証券会社に漏らしたことだ。
取引した奴は明らかにインサイダーだろうが


まぁ知っていたならそうですね。
でも空売りも大株主の保有減にしても株価が上昇した後です。
理由としては理解できますよ。

パッと出なら別だが、基本的に大株主はそんな簡単に売らない。
外資の空売りは量が半端じゃなかった。明らかに確信的な量だ。
「インサイダー、皆でやれば怖くない」って感じだ。

まぁインサイダーかどうかは定かではありませんが…
おかしな動きをしていたり、大株主の動きには注意が必要ですね。
投資家はリスク管理という自己防衛が重要ですね。