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2008年、前年のサブプライム問題を抱え込んだ先進国の経済が悪化をはじめ、好調だった新興国にも影響が出始めていた。ただ新興国が依然として好景気であることに変わりはなく、原材料市況は高騰を続けていた。「サブプライム問題が落ち着けば先進国も上向く」と思われていたが…

※日経平均 2008年チャート


【波乱の幕開け】
大発会からいきなり616円安という波乱の幕開け。さらにその後2週間余りで19%下落(約2000円)。新年度の期待は早々になくなる。さらにドル円が12年ぶりに100円を割り、アメリカの金融機関に不穏な動きが見られたことで安値を付けに行く事態となる。

【環境問題】
しかしアメリカの投資銀行大手ベアスターンズの破たん、そしてゴールドマンやリーマンブラザーズが黒字決算を発表したことで、大方の悪材料は出尽くしたとの見方が広がり反騰。ドル円は108円を回復し、原油価格は140ドルを突破。日本の株式市場では原油の高騰や洞爺湖サミットを受けて環境関連に資金が向かった。

【リーマンショック】
ところがアメリカの大手銀行に再び不穏な動きが見られ、さらに新興国景気に減速が見え始めると原油価格が急落。147ドルの高値から一か月程度で110ドルまで下落。株式市場も原油価格同様に下げ足を早めていた矢先、9月15日にリーマンブラザーズが破たん。負債総額は64兆円と、アメリカ史上最大規模の倒産となった。



【落ち着きを取り戻した・・?】
リーマンの破たんを受けてアメリカ議会で金融安定化法案が採決されたが、「今まで儲けまくっていたところを苦しくなったからと税金で助けるのか!」という一部国民の意思を受けてまさかの否決。NYダウは777ドル安となる。しかしその急落を受けて議会は危機感を持ち、10月3日に修正を加えたものが可決。可決直後にNYダウは300ドル以上の上昇を見せ、株式市場は落ち着いたと思われた。しかしその日のNYダウは170ドルの下落で引けたことが、全てを物語っていた。



【悪夢の10月】
リーマンの破たんにより「次はどこが破たんするんだ!」という不安が蔓延。金融機関の資金確保や、企業へ投資すること自体が高リスクと考えられ株式市場は急落。金融業が盛んなアイルランドが国家非常事態宣言を発令。日経平均は7日続落で、サーキットブレイカーの発動なども含め3000円超の下落となる。この急落を受けて米政府が金融機関へ資本注入することを決定。NYダウは936ドル高となり、3連休後の10月14日の日経は1171円高という過去最大の上昇率を見せる。



【恐怖】
しかしその上昇をわずか2日でほぼ帳消しに。さらにドル円が91円に突入したこともあって日経は5年半ぶりに8000円割れ。VIX指数(恐怖指数)は9.11のテロ時すら超える過去最高の89を記録する事態となる。さらに日経はその2日後バブル後最安値となる7603円を更新。さらに翌日には7000割れを見せた。

【100年に一度の相場】
この間、日本を含めた各国の中央銀行が相次いで利下げを実施。そのこともあってか市場は沈静化。オバマ大統領の誕生などもあったが、世界経済は深刻な世界同時不況との認識となる。年前半に147ドルを付けていた原油価格は30ドルにまで下落。ドル円は1997年以来となる87円に。日本企業の下方修正が相次ぎ、トヨタは連結決算で初の赤字を記録。悲壮感漂う中、100年に一度と言われた2008年の相場は幕を引けた。

まぁ~すごい相場だった。
年前半はまだマシ動きだったが、後半はまさに地獄だった。
退場者はどれだけ出たんだろうなぁ…

7日続落の一直線で3000円下げるって…とんでもないですね。
それにその後の反発が過去最高の上昇率の上げ…
買いはもちろんですが、売りも恐ろしい相場ですね。

この7日間は買ったら即含み損になる相場だった。
そして10月14日の上昇では小型の銘柄はほとんどがS高で、
売り方は一瞬にして蒸発させられた。まさに殺人相場だ。

こんな相場嫌ですよ。
出来れば経験したくないです。

そうだなぁ…この年の日経は年間下落率が42%で過去最大。
ただ他国の市場では新興国を中心にもっと酷いものがあった。

[2008年の年間騰落率]
日経平均…-42%
東証マザーズ…-58%
NYダウ…-34%
上海総合…-65%
ロシア指数…-72%
インド指数…-52%

1年で年初から年末の株価が半分とか地獄ですね。
悲惨です。

悲惨と言えば特に10月だな。
株・為替・原材料…何もかもが投げ売りだった。
特にひどかったのは為替かな。

[10月の為替の動き]
ドル円…106円→90→96
ユーロ円…149→113→125
豪ドル円…84→55→65

これ為替の動きじゃないですよ。
1か月でこの動きって…豪ドル円とかすごいですね。
FXやってる人が死んじゃいますよ。

いや実際に死んだ人が大量に出たみたいだぞ。
含み益が朝起きたらとんでもない損失に変わっていたとか、
借金抱えてとんでもないことになったから樹海にピクニックとか…

名実ともに殺人相場じゃないですか…

まぁこれも全部アメリカとその金融機関の腐った商品のせいだ。
サブプライム問題さえなければこんなことには…

そう考えると元凶のアメリカ市場の下げ幅は少なかったですね。
サブプライムを作った金融機関は税金で助けられてますし…
ちょっと腹立たしくなりますね。

本当に冗談じゃない年だった。
100年に一度かはわからないが、少なくとも俺が生きている間に
もう一度あるかないかの相場だった。この経験を糧にしないとな。