季節
株価はいろいろな要因で上下する
企業業績、経済環境、地政学リスク、為替など様々だ
そんな中から今回は季節要因について取り上げる

季節の流れは毎年起こるものなので、覚えておいた方がいいですね。
知っていればリスク軽減にもなるでしょうし

それもそうだが、儲けやすい時期と言うのもあるからな
投資のパフォーマンスに大きく影響する要素だ
今回はアノマリー的なもの(傾向)や季節の流れも含めて取り上げる

1月
上がってからの下げ
・12月の手じまい売りからの新規ポジションへの買いが入る
・ここ11年で大発会は9回が陽線という好成績
・中旬にかけて下がっていく傾向
・決算集中の時期

2月
動きにくい
・ヘッジファンドの45日ルールのため売り圧力がかかりやすい
・新興市場が賑わいやすい月

3月
上げて行く
・前半は金融機関などの本決算に伴う換金売りで下げやすい
・後半は配当取りや4月相場に向けて非常に上がりやすくなる
・配当狙いのために高配当銘柄の動きが強くなる
・配当落ち後は一旦下がるが、すぐに値を戻すことが多い

4月
上がる
・継続性では一年で最も上がりやすい月
・3月の換金売りからの新規資金が入る
・本決算集中の時期

5月
上がってすぐ下がる
・連休前にヘッジファンドの手仕舞い売りが出やすい
・連休明けは手仕舞い売りの買い戻しで上昇しやすい
・連休後もヘッジファンドの45日ルールのため売り圧力がかかる
・アメリカの相場の格言Sell in May(5月に売れ!)が有名
・MSCI指数銘柄(世界的な銘柄)の定期見直しがある

6月
動きにくい
・年前半に急騰した銘柄が高値を付けやすい

7月
下がる
・夏枯れ相場と言われる閑散相場となりやすく、売買が低調になる
・決算集中の時期

8月
下がる
・お盆前(10日前後)に向けて手仕舞い売りが出やすい
・お盆中は売買が低調になり、相場の方向感がなくなる
・ヘッジファンドの45日ルールのため売り圧力がかかる

9月
危険
・過去の例でしかないが、9.11やリーマンショックのような事件が起きやすい月
・配当狙いのために高配当銘柄の動きが強くなる
・中間配当取りのため、権利の直前は上がりやすい
・日経225構成銘柄の定期見直しがある

10月
危険
・過去の例でしかないが、歴史的大暴落が多い月
・外資系ヘッジファンドの処分売りが多く、下げやすい
・決算集中の時期
・10月4日(投資の日)は上げの特異日

11月
下げて上がる
・ヘッジファンドの45日ルールのため売り圧力がかかる
・後半は12月相場に向けて買いが入りやすい

12月
上げていく
・年末の株高に向けて上がりやすい
・中旬は節税売りで一時的に下げ圧力が強くなる
掉尾の一振(とうびのいっしん/20日過ぎから大納会に向けて、株価が上昇する)がある
・新興市場が非常に上がりやすい

平均チャート
日経平均の一年平均
ざっ~とこんなところだな。
もちろん傾向であって、必ずこうなるわけではないぞ

これ見ると12月下旬に買って5月の連休前に売ればいい感じですね
長期投資の人は半年程度は相場に関わらないほうがいいのかもしれませんね

まぁ下げ相場でも儲けのチャンスはたくさんあるけどな
ちなみにアメリカ市場の話だが、こんな調査結果が出ている

※NYダウはここ50年以上の間、毎年5月にダウに投資をして10月末に売る行為を続けると、
資産は80%に減っているいる。
逆に11月にダウに投資をして、4月末に売る行為を続けていると40倍以上に増えている。


えー投資する時期でこんなにも違うんですか…
やっぱり投資ではタイミングが重要なんですね
季節要因、覚えておいて損はなさそうです