【2014年に注目された銘柄】
ミクシィ (2121)
始値 1656
安値 884
高値 6970
終値 4480
日本通信 (9424)
始値 99
安値 89
高値 1268
終値 560
ジャパンディスプレイ (6740)
始値 769
安値 311
高値 836
終値 370
サイバーダイン (7779)
始値 1702
安値 990
高値 4286
終値 3120
エナリス (6079)
始値 1788
安値 369
高値 2585
終値 403
ミクシィ (2121)
始値 1656
安値 884
高値 6970
終値 4480
【モンスターストライク】
2013年にスマホゲーム「パズドラ」のヒットで急騰したガンホーに続く、ゲームセクターの中心銘柄となったミクシィ。数年前の経営危機から一転、スマホゲーム「モンスターストライク」のヒットでガンホー同様に力強い上昇を見せる事となった。
【人気と衰退】
全市場の売買代金トップになることもあるほどの人気銘柄で、個人投資家の投資心理にも大きく影響した。好業績と人気に支えられて株価は高値を維持していたが、様々な要素を織り込んでしまった株価は徐々に下落方向に傾いて2014年を終えた。
2013年にスマホゲーム「パズドラ」のヒットで急騰したガンホーに続く、ゲームセクターの中心銘柄となったミクシィ。数年前の経営危機から一転、スマホゲーム「モンスターストライク」のヒットでガンホー同様に力強い上昇を見せる事となった。
【人気と衰退】
全市場の売買代金トップになることもあるほどの人気銘柄で、個人投資家の投資心理にも大きく影響した。好業績と人気に支えられて株価は高値を維持していたが、様々な要素を織り込んでしまった株価は徐々に下落方向に傾いて2014年を終えた。
日本通信 (9424)
始値 99
安値 89
高値 1268
終値 560
【SIMフリー】
携帯電話の契約情報が記されているSIMカード。SIMカードはドコモ、au、ソフトバンクなど携帯キャリアが各自でロックを掛け、別のキャリアに簡単には乗り換えできないようにしていた。しかし2014年、SIMロック解除の義務化を総務省が検討している事を材料に急騰。また相次いで参入が発表された格安スマホ事業も同社に恩恵がある事から、日本通信にとって2014年は躍進の年となった。
【踊らされる個人投資家】
SIMカードや格安スマホを材料に株価は安値から約14倍にも上昇した。しかし業績は苦しいままと判明し、相次ぐ好材料も株価は下落。妙なアルゴ取引が住み着いたことで、材料に反応して急騰後に急落する事が多数見られる銘柄になり、多くの個人投資家がジャンピングキャッチする事となった。年初頭の株価とは比べ物にならない株価となったが、高値からは大きく下落してしまった。
携帯電話の契約情報が記されているSIMカード。SIMカードはドコモ、au、ソフトバンクなど携帯キャリアが各自でロックを掛け、別のキャリアに簡単には乗り換えできないようにしていた。しかし2014年、SIMロック解除の義務化を総務省が検討している事を材料に急騰。また相次いで参入が発表された格安スマホ事業も同社に恩恵がある事から、日本通信にとって2014年は躍進の年となった。
【踊らされる個人投資家】
SIMカードや格安スマホを材料に株価は安値から約14倍にも上昇した。しかし業績は苦しいままと判明し、相次ぐ好材料も株価は下落。妙なアルゴ取引が住み着いたことで、材料に反応して急騰後に急落する事が多数見られる銘柄になり、多くの個人投資家がジャンピングキャッチする事となった。年初頭の株価とは比べ物にならない株価となったが、高値からは大きく下落してしまった。
ジャパンディスプレイ (6740)
始値 769
安値 311
高値 836
終値 370
【ゴミを集めてもゴミ?】
ソニー、東芝、日立の液晶部門が産業革新機構主導で統合して誕生した中小型ディスプレーの国内最大手。その設立経緯から国策銘柄と言われた。注目と期待を持って3月14日に上場となったが、初値は公開価格900円を約14%下回る769円。国策銘柄に対する投資家の目は冷ややかだった。
【エルピーダの再来】
その後も業績の下方修正を連発するなど、投資家を裏切る事を繰り返して株価は下落。株価の動きや国策銘柄と呼ばれた点から、2012年に上場廃止となったエルピーダの再来と呼ばれる始末。株価は浮上のきっかけをつかめないまま、上場ゴールが続出した2014年のIPOを象徴する銘柄となってしまった。
ソニー、東芝、日立の液晶部門が産業革新機構主導で統合して誕生した中小型ディスプレーの国内最大手。その設立経緯から国策銘柄と言われた。注目と期待を持って3月14日に上場となったが、初値は公開価格900円を約14%下回る769円。国策銘柄に対する投資家の目は冷ややかだった。
【エルピーダの再来】
その後も業績の下方修正を連発するなど、投資家を裏切る事を繰り返して株価は下落。株価の動きや国策銘柄と呼ばれた点から、2012年に上場廃止となったエルピーダの再来と呼ばれる始末。株価は浮上のきっかけをつかめないまま、上場ゴールが続出した2014年のIPOを象徴する銘柄となってしまった。
サイバーダイン (7779)
始値 1702
安値 990
高値 4286
終値 3120
【S級IPO】
ジャパンディスプレイの残念な上場の余韻が残っていた3月26日、医療・福祉用ロボット(パワードスーツ)を手掛けるサイバーダインが上場。その真新しい事業からS級IPOと呼ばれ、LINEと並ぶ2014年最大の注目IPOと言われた。(その後LINEは2014年の上場を断念)
【期待と現実】
公開価格3700円に対し、予想では1万円越えの初値が予想されていた(現在は5分割)。しかし実際は8510円となり、予想より低い初値に。直前で残念な初値のIPOが続出したことや、吸収金額が大きめだったことが理由だったようだ。セカンダリも期待されていた同銘柄だが、株価は下落。初値から半額近くまでほぼ一直線で下げる事となった。
【イナゴが見なくなったら買い場】
「事業的な魅力はあるが、現状ではただの赤字企業…」さえない株価からそのような声が聞かれ、注目度は急速に薄れて行った。しかしその将来性を評価され、株価は徐々に上昇。初値を超えると一気に急騰し、商いを伴って初値の約2.5倍にまで上昇した。11月に増資をした事などで下落基調に入りつつあるが、値動きだけに注目して取引するイナゴが見なくなった時がIPOの買い場だという事を示す銘柄となった。
ジャパンディスプレイの残念な上場の余韻が残っていた3月26日、医療・福祉用ロボット(パワードスーツ)を手掛けるサイバーダインが上場。その真新しい事業からS級IPOと呼ばれ、LINEと並ぶ2014年最大の注目IPOと言われた。(その後LINEは2014年の上場を断念)
【期待と現実】
公開価格3700円に対し、予想では1万円越えの初値が予想されていた(現在は5分割)。しかし実際は8510円となり、予想より低い初値に。直前で残念な初値のIPOが続出したことや、吸収金額が大きめだったことが理由だったようだ。セカンダリも期待されていた同銘柄だが、株価は下落。初値から半額近くまでほぼ一直線で下げる事となった。
【イナゴが見なくなったら買い場】
「事業的な魅力はあるが、現状ではただの赤字企業…」さえない株価からそのような声が聞かれ、注目度は急速に薄れて行った。しかしその将来性を評価され、株価は徐々に上昇。初値を超えると一気に急騰し、商いを伴って初値の約2.5倍にまで上昇した。11月に増資をした事などで下落基調に入りつつあるが、値動きだけに注目して取引するイナゴが見なくなった時がIPOの買い場だという事を示す銘柄となった。
エナリス (6079)
始値 1788
安値 369
高値 2585
終値 403
【今後が期待の企業かと思いきや…】
2013年10月に上場したエナリス。原発事故の後、関心が高まる再生可能エナルギー関連であることから、公募価格280円、そして初値の717円を大きく上回る株価で推移。原発の再稼働で関心が薄れながらも、株価は1000円をキープしていた。しかし10月23日、一部WEBサイトで同社に粉飾の疑いがあると報じられた事で事態は急変する。
【凛として…】
そのWEBサイトの指摘に対しエナリスは猛抗議。法的処置も辞さないと発表し、26日には社長がHPで「凛として」というタイトルで投資家に対しポエム…ではなく説明を行った。粉飾との指摘を「風説の流布」とし、粉飾はしていないと発表。これを受けて株価も急反発となった。しかし…
【石山GW】
凛とした社長の言葉はあったが、大株主のモルガンの売却などもあって株価は疑心暗鬼の中ジリ安に。そして10月30日、石山GWに粉飾決算の疑いで強制捜査が入ったと報道されると、なぜかエナリスも急落。すると6日、石山GWとエナリスとの間で怪しい取引が行われていたとが発覚する。
【真っ黒】
11月9日に予定していた決算発表を一連の調査のために14日に延期すると発表。さらに12日の23時という非常識な時間に14日の発表をさらに12月12日に延期すると発表して株価は急落。そして12月12日、調査の結果エナリスは上場以前に粉飾決算をしていたと発表。しかも「凛として」と言っていた社長が粉飾に絡んでいたと公表し、まさに真っ黒だったという事が判明した。
【上場廃止】
上場から約1年、さらに上場前の粉飾という事で、上場から約半年で上場廃止になったFOIを連想する人は多かった。しかしエナリスは2014年は上場廃止にはならなかった。取引先からの取引停止などが起こる中、社長交代で再起を図るエナリス。公開価格280円が近づく中、東証の判断が注目される。
2013年10月に上場したエナリス。原発事故の後、関心が高まる再生可能エナルギー関連であることから、公募価格280円、そして初値の717円を大きく上回る株価で推移。原発の再稼働で関心が薄れながらも、株価は1000円をキープしていた。しかし10月23日、一部WEBサイトで同社に粉飾の疑いがあると報じられた事で事態は急変する。
【凛として…】
そのWEBサイトの指摘に対しエナリスは猛抗議。法的処置も辞さないと発表し、26日には社長がHPで「凛として」というタイトルで投資家に対しポエム…ではなく説明を行った。粉飾との指摘を「風説の流布」とし、粉飾はしていないと発表。これを受けて株価も急反発となった。しかし…
【石山GW】
凛とした社長の言葉はあったが、大株主のモルガンの売却などもあって株価は疑心暗鬼の中ジリ安に。そして10月30日、石山GWに粉飾決算の疑いで強制捜査が入ったと報道されると、なぜかエナリスも急落。すると6日、石山GWとエナリスとの間で怪しい取引が行われていたとが発覚する。
【真っ黒】
11月9日に予定していた決算発表を一連の調査のために14日に延期すると発表。さらに12日の23時という非常識な時間に14日の発表をさらに12月12日に延期すると発表して株価は急落。そして12月12日、調査の結果エナリスは上場以前に粉飾決算をしていたと発表。しかも「凛として」と言っていた社長が粉飾に絡んでいたと公表し、まさに真っ黒だったという事が判明した。
【上場廃止】
上場から約1年、さらに上場前の粉飾という事で、上場から約半年で上場廃止になったFOIを連想する人は多かった。しかしエナリスは2014年は上場廃止にはならなかった。取引先からの取引停止などが起こる中、社長交代で再起を図るエナリス。公開価格280円が近づく中、東証の判断が注目される。
という事で…今年から別々ではなくまとめて取り上げる事になった。 代表的な5銘柄だが、どれも歴史に名を残すんじゃないか? いい意味でも悪い意味でもな |
ミクシィが目立ったイメージですが、色濃い銘柄が多かったですね。 来年はどんな銘柄が出てくるでしょうか ジャパンディスプレイやエナリスみたいな銘柄はゴメンですけどね |