よく聞いたキーワード
【2015年によく聞いた株式キーワード】


コーポレートガバナンス(コード)
会議
2015年の6月1日から施行された株主の権利や取締役会の役割、役員報酬のあり方など、上場企業が守るべき行動規範を網羅したもの。具体的な中身は東証1部と2部に上場する企業を対象に、社外取締役を2人以上置き、社外の意見を反映しやすくすることなど。法的な強制力はない。企業に株主本位制を徹底させ、効率化と利益還元充実で株価の押し上げを図る狙いもあり、日本株の上昇に影響した。

gumiショック
gumi
2014年12月に上場したスマホゲーム大手のgumi。上場わずか2カ月半で業績予想を下方修正しただけでなく、15年4月期は黒字予想から4億円の営業赤字に転落。投資家を大いに失望させる見事な「上場ゴール」を演出し、「gumi(グミ)ではなくgomi(ゴミ)」と呼ばれる有様に。これを受けて東証は上場審査の厳格化を決定。2015年のIPO件数は100件を超えると予想されていたが、結果は92件。直前になって上場を取りやめる案件が複数出るなど、IPO市場に大きな悪影響をもたらしたが、バブル的になっていたIPO市場に「喝!」を入れた功労者なのかもしれない…?

ITバブル以来
2万円
2015年6月24日、日経平均株価は2万868円を付け、終値で2000年4月12日に付けたITバブル期の高値(20.833.21円)を上回った。ITバブル高値は大きな節目とされており、この水準を超えたことは市場関係者を歓喜させた。一方でこの水準が2015年の高値となり、翌年以降の奪還が期待される。

マイナンバー
マイナンバー
10月5日から施行されたマイナンバー制度。住民票を有する全ての方に1人1つの番号(12桁)を付して、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用される。株式市場では制度施行に向けて関連銘柄が物色された。

セキュリティ
サイバー
マイナンバー制度施行に伴い関連銘柄が物色されたが、中でもセキュリティー関連がその中心に。もともと日本ではネット関連のセキュリティが遅れているとされており、年金情報の流出などもあってセキュリティ関連銘柄に対する注目度が高まった。

自動運転
自動運転
2014年から話題になっていた自動運転技術。2015年は自動車の自動運転の雄とも言われているZMPが上場すると噂され、関連銘柄が大いに盛り上がった。また政府が自動運転に関する法整備を進めた事も関連銘柄の上昇に拍車をかけた。残念ながら2015年はZMPの上場が無かったが、翌年の上場へ期待が高まった。

中国株急落
中国

年初から上昇を続けていた中国株が夏頃に大崩。1日に市場指数が8%下落するなど、市場全体が仕手株化したような動きに。3週間で約30%下落する事態となり、世界の株式市場は動揺。世界同時株安を引き起こした。中国政府は企業の大株主の株売却制限、空売り規制、上海市場に上場する約半分の1600銘柄が取引停止など続々と株安対策を講じたこともあり、高値から40%ほど下落したところで下げ止まった。株安の背景には本格的な中国の景気減速があるとされている。

不正会計
東芝2
4月「一部のインフラ工事の会計処理に問題があった可能性がある」として東芝の株価が急落。日本の主力企業である東芝の不正会計に大きな注目が集まったが、その後6月に「自社で調べたところ業績の修正額は550億円」と発表があり株価は反発。「オリンパス同様に一過性のもの…」市場ではそんな受け止めだったが、7月に1500億、8月に3000億と損失額が増加。8月には5年ぶりに赤字転落する事が明らかになり、歴代社長3名は辞任。さらに12月には16年3月期決算で5500億円の赤字になるなど、不正会計問題で東芝のブランドは失墜することとなった。ちなみに「不正会計って粉飾じぇねーの?」「上場廃止じぇねーの?」と感じた投資家は多かったが、大人の事情でどちらもソフトに扱われている模様。

偽装
犯人その1
3月に免震ゴム事業、10月には防振ゴム事業で大規模なデータ改ざんを行い偽造工事を行っていたと発覚した東洋ゴム。同10月には旭化成の子会社がマンションの基礎工事の際に行った地盤調査のデータを偽装し、地中に埋め込む杭を短くして経費と時間を削減したと発覚。マンションが傾くトンデモ状態となり、三井住友建設など関連する企業の株価は急落した。

フォルクスワーゲン(VW)
フォルクスワーゲン
「偽装」は世界でもよく聞いたキーワードになった。トヨタと自動車産業のトップの座を争っていたフォルクスワーゲン。9月23日にディーゼル車に排ガス規制を逃れるため不正ソフトウエアを組み込んでいた事が発覚。VWの株価は2日で30%以上下落し、世界同時株安の引き金になった。対応の早さを評価され株価は急回復したが、ブランドイメージの悪化からトヨタに差をつけられる事となった。

ギリシャ
チプラス
某アメリカ人は沖縄の事を「ゆすりたかりの名人」と言ったそうだが、ギリシャにこそこの言葉がふさわしいだろう。2010年から欧州で問題とされてきたギリシャ。「3カ年財政健全化計画」など忘れたかのごとく財政赤字を膨らませ、首相のツィプラスは「金は返せないが金を貸してくれ」「貸してくれないならユーロを離脱してユーロ危機にしてやる!」と北朝鮮もドン引きの瀬戸際外交を展開。2015年も欧州、そして世界経済を不安に陥れた。7月にギリシャの改革案を受け入れを受けてユーロ圏首脳会議でギリシャ支援が合意。しかし根本的な解決にはなっていないため、また「金貸せ!」と言ってくるかも…

利上げ
いえれん
サブプライム問題、リーマンショックからの景気悪化から立ち直るためにゼロ金利政策を続けてきたアメリカ。景気回復を背景に12月18日に9年半ぶりに利上げを行い、ゼロ金利政策を解除した。金融市場の転換点とされており、利上げのタイミングをめぐって活発な議論がなされた。

クジラ
GPIF
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など国内の巨大公的資金の買いを総称して「クジラ」と呼んだ。官製相場を引き起こした原因とされており、日経平均株価を2万円まで押し上げた功績がある一方で、ミニバブルを引き起こしてしまったとの指摘も。夏から秋にかけて株価が急落した際はGPIFが一時7兆円の損失になるなど、クジラの脆さも露呈した。

原油安
シェールガス
2014年末から続く原油安は2015年も続いた。中国の景気減速に加え、サウジアラビアなど主要産油国が1バレル50ドル以下では利益が出ないとされるシェールガス対策のために減産せず。さらに生産の上限も緩和するなど原油安を止めるどころか進める方向に。イランへの経済制裁緩和やアメリカが40年ぶりに原油輸出を解禁した事もあり、WTIはリーマンショック以来6年半ぶりとなる33ドル台の安値を付けた。資源関連株を中心に株式市場全体の下落を引き起こし、来年への不安材料に。


以上、14キーワードでした
コーポレートガバナンスや利上げのような明るい話もありましたが…
例年通り、全体としては嫌なワードがよく聞かれましたね

不正会計、偽装がキーワードとして出てきたからな
そしてgumiショックなんて嫌な事例まで出来てしまった
上昇した株式市場だが、飛び交うワードは不吉だ

日本市場はクジラの事もあって上昇しました
しかし世界の株式市場では下落も目立ちますからね
来年の株式市場ではどんなキーワードが出るでしょうか

ポジティブなキーワードが出てきてほしいな